おかげさまで今年も開催する事が出来ました、
PBATS協力のもとアリゾナにて活動するJBATSアスレティック・トレーナー・インターンシップ。
参加された皆さま、本当にお疲れさまでした。
このプログラムへ参加する勇気と実行力のある人達には本当に尊敬と感謝の念が絶えません。
1995年から始まり、2009年度の休止はありましたが今回で21回目、111人目のインターンを数える事が出来ました。
事務局をメジャー・トレーナーズへ戻してから活動目標としておりました20回、100人という実績へ達したことにより、インターンシップ活動は昨年の活動を任務終了と認識しておりましたが、
PBATS側からの要望、参加希望者からのお問い合わせ、活動賛同者の皆さまからの後押しをいただき、今年の再出発を迎えることができました。
担当窓口のシアトル・マリナーズ、ヘッドアスレティックトレーナーのリック・グリフィン氏いわく、アスレティックトレーナーを統括するNATAにおいても、国際的な活動としてこのプログラムほど継続的な活動をしているものは無いそうで、次世代に向けたアスレティックトレーニングの啓蒙活動としては貴重な存在だそうです。
ATCを目指し留学中の所属大学のプログラムディレクターから、この機会に対するお礼のご挨拶をいただくと、このプログラムが稀有な存在だと気付かされます。
学生のレベルでマイナーチームならまだしも、メジャー側のチームで活動できることが不思議だそうです。
全てはPBATS側、メジャーリーグのトレーナー達の経験の豊富さからくる懐の深さと、過去の参加者達の情熱で築き上げた信頼がメジャー側での活動を可能にしているのではないかと感じています。
現在メジャーで活動しているトレーナー陣も、最初は皆マイナー生活から始めて諸先輩方からチームの方針、技術を学びながら野球の世界で生き抜いてきた人たちばかりです。
その経験があるからこそ、次の世代へ伝えることに何の抵抗も感じず、むしろ喜びとして接していただけているのではと感じます。
今回、パドレスのヘッド・アスレティックトレーナーは2月に着任したばかりでしたが、彼がこの道を目指した駆け出しの頃、指導役がケント・ビガースタッフ氏(前PBATS会長)やリック・グリフィン氏だそうで、ご自身がこうしてインターンの面倒をみる立場にいることに不思議な巡り合わせと共に誇りを感じると話されていました。
また過去100人を超える参加者達がこの活動において向上心、集中力、好奇心を切らす事無く、メジャーリーグの技術、システム、倫理観まで吸収しようとする積極的な姿勢は、どの受け入れチームからも良い評価をいただけており、プログラム継続の大切な要素だと感じています。
残務処理も終わり、MLBではシーズンも開幕しました。
来年度に向けては、フロリダでキャンプを行うチームからも派遣要請をいただいており、実行に向けた準備を進めていきたいと考えております。
ボランティア活動に近い運営体制ゆえに行き届かない事も多々あるかと思います。
この活動にご賛同いただける方はぜひ活動資金、業務支援、アイデア等お待ちいたしておりますので運営事務局までご連絡いただければ幸いです。
それでは新しいトレーナー達が活躍する日が楽しみです。
メールアドレス: jbats@live.jp
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